いつもいつまでも使い続けることが、ゼロウェイストな社会をつくる
❝3,262億円❞
2021年の国内アウトドア業界の市場規模を示す数字です。さらに、2025年には3,706億円となると予測されています。コロナ禍以降これまで以上に多くの人々がアウトドアを楽しむようになりましたが、そこには無視できない問題が隠れています。
キャンプやアウトドアは、不便を楽しむ中で大切な人との距離を縮めたり、自然に浸ることで心身をリフレッシュさせてくれます。しかし、こういった素晴らしい面の裏で、使われなくなったギアやアイテムが数多く廃棄されているのも事実です。
私は大学時代にフィリピンの貧困問題の研究を通じ、先進国の大量消費モデルが地球の環境にもたらす影響を深く感じました。この経験が私の考え方や行動の指針となり、環境問題に取り組む方法を探し続けてきました。
出身地域の静岡は、海や山など自然が豊富で、それにともないアウトドアもとても盛んです。自身も子どもの頃から、家族と一緒に川辺でのバーベキューや山でのキャンプを楽しんできました。こういった経験が、私の中でアウトドアを通してこの美しい環境をいつまでも残していきたいという気持ちを育みました。
この経験から、持続可能なアウトドアの大切さを感じ、行動を起こすことの必要性を強く実感しました。その答えとして、私はアウトドアブランドAforaを立ち上げました。商品の企画から製造、販売に至るまで、環境への影響を最小限に抑え、長く使える高品質なアイテムを提供することを開発の指針としています。
Aforaって何?
ブランド名のAforaは「お気に入りのアイテムを、どこでも、いつまでも楽しむ」という思いを込めて名付けられました。その名の由来は、ポルトガル語のAdora「大好き」とFora「屋外」を組み合わせたものです。