保健体育で体の変化を習うことはもちろん大切なことですが、その前に身近な不安をある程度解消できると安心につながると考えます。
子どもたちにやさしく知識を伝えながら、初潮に関する心構えや何かしらのアドバイスができればと思い、まずは助産師さんに監修いただいてオリジナル小冊子「はじめての生理ブック」の制作に取り掛かりました。
内容的にどうしても固い説明になってしまう部分があるので、なるべく専門用語を省き、商品の説明や注意書き、使い方などをやさしく記載しました。また、ナプキンや、タンポンなどのいろいろな生理用品の選択肢もあることをイラストを添えて書きました。
ショーツは3種類で、昼用、夜用のサニタリーショーツと、吸水ショーツを入れました。その他に、ナプキンポーチ、はじめての生理ブックが入っています。女性にヒアリングを重ねていく中で、「はじめて生理になったときに、紙のナプキンをどの位置につけたらよいのかわからなかった」という声を聞きました。そこで、サニタリーショーツには、マチの部分にガイドラインをつけて、自分にあった位置に紙ナプキンをつけられるように工夫しています。
様々な生理用品を試しながら、自分に合ったものを選んで欲しいという思いから、サニタリーショーツに加えて吸水ショーツもセット内容に入れました。
また、オリジナルポーチは、一見ティッシュケースに見えるデザインで作っています。
こちらは、社内でお子さんがいらっしゃる方からのアイディアでした。お子さんが、生理用品の入ったポーチを学校で落としてしまい同級生にからかわれるといったことがあったそうです。その話を聞いて、落としても生理用品が入っているとわかりづらい外観ならどうかな?と思い、ティッシュケースを模して作成しました。