京金箔押常若の商品コンセプトは「日本古来からの風習を現代のライフスタイルで楽しもう」
です。
伝統技術に携わる仏壇仏具箔押師としての立場から考えた発想で作品作りをすることをモットーとしています。
【金箔の魅力】
金箔は紀元前には既にエジプトで黄金のマスクや棺桶、装飾品などに愛用されていたと伝えられ現代に至るまで人類が最も愛されている鉱物で宗教では崇拝の対象としそして富や幸せの象徴としても用いられてました。
仏教では極楽浄土の世界を表し、神道でも神さまの導きの光としても表現されています。
また戦国時代では権力の象徴や縁起物としても使われ金箔を貼ると『箔がつく』と言われることから店の看板などにも用いられてきました。
【作り手としてのこだわり】
金箔は最高級である金沢産1号色(純金率97.6%)を使用しています。
金箔押の特徴は生漆(きうるし)という漆を接着剤に使用し金箔を貼っていきます。
生漆は漆の木から採れる樹液で日本で古くから使われている環境に優しい接着剤で防水、防虫、防腐効果もあるのが特徴です。
その生漆を使って金箔を貼る技術は「漆箔」と呼ばれ奈良時代から受け継がれている技法で技術を習得するのに10年以上かかることから現在では数少ない専門職になっています。