創業大正7年、高度経済成長期にスチール製家庭用品のパイオニアとして成長。
ぶんぶくは、初代・竹内四郎が大正7年(1918年)に創業しました。当時は亜鉛鉄器の製造業として、水ひしゃく、バケツ、じょうろなどを製造していました。
その後、戦後の激動と困難の時代を乗り越えて、二代目・竹内繁曠の下で設備投資を行い、金属板の加工~塗装工程まで、一貫して金物製品を製造できる体制を整えました。折しも時代は高度経済成長期。経済の急拡大による需要が追い風となっていました。スチール製ゴミ箱にキャラクターをあしらった家庭用屑入れ、ファンシーな柄を印刷した屑入れ、キルティングを巻いた屑入れ、スチール製の卓上小物入れなど、スチール製家庭用品のパイオニアと自負して商品を展開していきました。今でも愛されている、テーパーバケットやロータリー屑入れ(回転蓋式のゴミ箱)などのロングセラー商品はこの時代に生まれています。
いつの時代も使う人の立場に立ち、品質の良い商品作りに徹してまいりました。 創業以来続くこの姿勢はこれからも変わりません。
旧・竹内商店時代の写真
社名の「ぶんぶく」は、昔話の『分福茶釜』(ぶんぶくちゃがま)に由来しています。創業当時の社名は「ぶんぶく」ではありませんでしたが、たぬきを商標としておりました。それは「他を抜く」という縁起と早く強く印象づける効果を狙ったものだったそうです。社名を改称する際に、お世話になった人々に恩返しをしたと伝えられる『分福茶釜』にあやかり、事業経営においても社会生活においてもかくありたいとの思いから社名を「ぶんぶく」としました。