「世界中の人に下駄を履いてほしい」
昭和12年の創業当時、弊社は下駄木地を作る会社でした。
しかし時代の変革とともに履物の主流は下駄からサンダルへ急速に移行する中、弊社も下駄木地作りからサンダルの天板や靴の中底加工製造へと事業内容を変化させていきました。
そのような中、平成元年ころから2代目社長(現会長)である水鳥正志は原点に帰り、これまでのサンダル・靴の中底づくりの技術を活かした、下駄木地の開発に取り組みました。
”従来の下駄は左右がなく台も平ら、鼻緒も馴染むまでに時間がかかる。”
”靴と同じ様に左右の足型にフィットさせ、足の甲を包み込むように鼻緒をすげれば、足に優しく、一日中でもはき心地がよいはず。”
”下駄は平和の時代に進化するはきもの。そして日本の風土にあった美しい文化だ。”
”ジーンズにも合う下駄を作れば、またみんな下駄を履いてくれるに違いない!”
下駄が見向きもされなくなった時代に、このように考えた水鳥正志は一人工場の片隅で開発を続け、平成5年頃に足裏に気持ちよくフィットする「げた物語」を誕生させました。
現社長、水鳥友紀子に代替りした今も、「心地よく生きる」をテーマにお客様の健康的な毎日と心弾む暮らしに寄り添えるような商品づくりを続けています。