スリランカで出会った紅茶のおいしさを日本へ伝えたい
ブランドを立ち上げたのは、スリランカへの旅での運命的な出会いがきっかけでした。世界有数の優れた紅茶の産地であるスリランカ。現地で飲む紅茶は、どれもおいしい物でした。
しかし、ある時驚く味の紅茶に出会ったのです。一口飲んだ時に感じた澄んだ甘さと香りの広がり。その茶葉はシングルオリジンのオーガニックティーで、ほかの紅茶とは明らかに違いました。生産者の方にそのオーガニックティーについて尋ねると、「私たちはオーガニック認証を取得するために、化学肥料を使わないのではありません」と強調されました。
「私たちが作っているのは、ありのままの自然の森。そこで自然本来の味の紅茶を作っています。サステナビリティー(環境の持続)という考え方は私たちの理念なんです」
生産者の考え方に私たちは胸を打たれました。ここだけの味と香り、そして理念。これこそ日本で広めたいと思い、私たちはその場で生産者の方と固い握手を交わしました。確かに、スリランカには安くておいしい紅茶はたくさんあります。しかし大量生産できる安価な紅茶を一度にたくさん輸入する事であれば、私たちよりも向いている大きな企業が沢山いるでしょう。
だからこそ、大量生産できない高価な茶葉の輸入こそが、私たちがやるべき事だと考えました。
Tはローマ字順でUの一つ前の文字です。ティートピアという名前には、ユートピア(理想郷)の一歩手前でいつまでも向上心を持ち続け、素晴らしいオーガニックティーを広めていきたいという思いが込められています。