江戸時代から継承してきた伝統的砂型鋳造は、300余年続けてきた「循環型ものづくり」の工程により支えられています。
通常、鋳物会社はインゴット(純素材)を金属精錬会社より購入するのが一般的ですが、金森合金では自社内精錬技術による「循環型ものづくり」を継承してきました。
ロケット部品素材の供給を実現させた高精度な精錬技術を強みに、純素材や廃盤となった製品、削り粉などを配合・溶解し、日本産業規格に適合した素材に循環させています。アルミ合金の場合は、新聞印刷時に使用されるアルミ版を約800°Cの高温で溶解、不純物を除去し高純度アルミニウムを生成することで、製品へと生成します。
時代に応じて、必要なものを必要なだけ、循環型ものづくりを続けています。