「眠りたくたくても眠れない」激務の日々に体感した良質な睡眠の大切さを伝えたい
私は昨年まで客室乗務員として世界を駆け回っていました。次々と乗務をこなす中で、次のフライトまでの限られた時間で心身ともに万全な状態にするため、体調の管理には人一倍気を遣っていました。
そんな中、何よりも「睡眠の質」が翌日のパフォーマンスに大きく影響することを実感しました。特に国際線乗務では、時差もある中で次の乗務時間を逆算し、質の良い睡眠をとるべき時にしっかりとることが大切です。しっかりと眠れた翌日は、心と体の状態が良く、仕事に集中できるからです。
一方、忙しい業務の後はアドレナリンが出てしまい、うまく寝付けないことも多々ありました。私はコロナ禍中に入社した世代で、入社後もしばらく一番下。先輩方の指導を受けながら「絶対に失敗できない」「翌日ちゃんと起きられるかな」という心配もあって、眠れないことへの不安はついてまわりました。
多くの同僚は、フライトにお気に入りの癒しアイテムを持ちこんでいました。私は、着なれたルームウェアやお気に入りのフレグランスがあると落ち着くので、必ず持っていきました。多くのものを持つのではなく、できるだけ上質なものを一つだけ選ぶようにしていました。質の良いものを身につけると、自分を大切にしているという感覚も生まれ、ゆったりとした気持ちになれるからです。
航空会社退職後は、日々を忙しく過ごす方に、睡眠の大切さを知っていただきたいという想いから、”Felcy”をスタートしました。
私の周りの女性は、美容と健康にこだわりをお持ちの方が多いです。彼女たちは、コスメやフィットネスにはたくさん投資するのですが、睡眠に投資する方はあまりいません。ですが睡眠こそが美しさと健康の土台だと私は考えています。睡眠の質の大切さをこのブランドから発信していきたいと思います。