きっかけは「黄色が似合うね」という言葉と共にもらった花束。
寒色系の服を着ることが多かったのですが、黄色の印象とともにもらった花は新鮮な気持ちになりました。日常でも黄色が目につくようになり、色が増えたような感覚を覚えました。また、部屋に飾った花は部屋に視覚的な彩りを与えただけでなく、花を見る度に嬉しい気持ちが蘇りました。花を通じて感じた満たされる気持ちは、服が好きな理由と重なる部分がありました。
幼少期、わたしは母が作ってくれた服を着て育ちました。守られているような、誇らしいような、そんな気持ちに包まれていました。今はもう着られない服ですが、服を見る度に思い出が蘇ります。
サイズが合わなくてもう着られないけれど、お気に入りの1着。
特別な日に着る、サテンのワンピース。
美術館にはレースのスカートを。
クローゼットは人生をあらわしていると考えます。
服づくりを通じて、着た人の原動力となることを目指しています。SUFSの服を着て出かける明日をたのしみに、眠りにつく。そんな日常に花を添えるブランドです。