ブランドコンセプトは、 " unconventional "( = 型にはまらない)
こうでなければいけない、という枠は設けずに、ものづくりとも、お客様や関係する方々とも向き合うよう心掛けています。
アパレル残糸については、アメリカ在住時に糸工場での在庫セールに立ち寄ったときにその膨大な量に驚愕し、質は良かったことから、工場のマシーンでは使えない少量ロットでも無駄なく使いきれる手織りで利用していこうと決めました。はじめは近所の毛糸屋さんのおばあさんにお願いして糸の張り方だけ教えてもらい、そこから手織りツイード他、オリジナルデザインの開発に取り組み、現在は国内のニット工場の残り糸を主に使用しています。アパレル糸だと、ラメ糸なども肌触りがやさしいものがほとんどです。
コスチュームジュエリーについては、元々、ビーズなどを使ったアクセサリー作りを始めたことで出入りしていたNYのヴィンテージ倉庫で、欧米のヴィンテージビジューと出会ったことがきっかけでした。見るうちにアイデアが浮かび、「これを作りたい!」と描いたデザイン画を通える距離のアトリエに送りつけ、現地のデザイナーさんにジュエリー制作を教えてもらえることになりました。日本人にはない自由で大胆な教えのおかげで、枠にはまらず、思い描いたものを形にする今の作風があります。
この素材を最大限活かしてあげるには、どういう使い方がいいのか?
流行に関係なく、ずっと好きでいてもらえるか?今見て、自分でわくわくしている?
そうしたことを問いかけながら、一点一点、デザイン・制作しています。